モデルコースMODEL COURSE

東日本大震災を学ぶ

東日本大震災の被災地を訪ね、命の尊さ・防災の大切さを肌で感じる旅プラン

仙台から出発し釜石まで被災地を訪ね、現地語り部の貴重なお話を聞きながら進む2泊3日のドライブルート。学びの多い旅ですが、各地でご当地名物に舌つづみを打ち、松島観光や釜石観光もできる欲張りプランです。(掲載情報は記事執筆時点のものです。ご旅行の際は公式HPなどで最新情報をご確認ください。)

DAY1 仙台〜南三陸

09:00 JR仙台駅前からスタート(宮城県仙台市)

ドライブの起点はJR仙台駅。東京からなら新幹線「はやぶさ号」で1時間半ちょっと。7時台のはやぶさに乗れば、9時には仙台駅前からレンタカーでスタートできます。

10:00 松島散策&ランチ(宮城県松島町)

せっかくの東北旅行、まずは日本三景のひとつ「松島」観光へ! 260以上もの島々が浮かぶ美しい松島湾のクルーズを楽しんだり、「瑞巌寺」や「円通院」などの寺巡りはマスト。2020年10月にオープンした「松島離宮」は6500㎡の広大な敷地に建つレトロな風情の木造2階建て観光商業施設。庭園、プール、博物館のほか飲食店もあり。ランチは好きな食材を選び、店内や庭園、屋上など好きな場所で楽しめる「浜焼き(BBQ)」がおすすめ。

物件
名称)松島離宮
住所)宮城県宮城郡松島町松島字波打浜18番地
電話)022-355-0330
営業時間・休)8:00〜20:00 年中無休

13:00「旧大川小学校跡地」(宮城県石巻市)

震災直後、校庭で長時間待機していた児童・教職員84人が津波に巻き込まれ犠牲になった小学校跡。当時のまま残された校舎が津波の威力と怖さを訴えかける震災遺構です。せっかくなら語り部ガイドを依頼して、被災体験者からお話を聞くのは如何でしょう。ツアーでは石巻の他のエリアと東松島も視察が可能。命の尊さ・防災の大切さを身にしみて感じさせられる貴重な体験になりそうです。

物件
大川小学校現地住所)宮城県石巻市釜谷山根1

名称)語り部ガイドツアー(一般社団法人 防災プロジェクト)
住所)宮城県東松島市小松字浮足175-16
電話)080-1844-9883(担当者・中井直通)
開催日時)8:00〜17:00(土日祝日も開催)
料金)1〜4名までの場合:90分コース8800円、135分コース13200円、180分コース17600円

16:00 今日のお宿「南三陸ホテル観洋」到着!(宮城県本吉郡南三陸町)

海に突き出た絶景露天風呂が有名な温泉旅館。海風に吹かれながらの天然温泉の気持ちよさはたまりません。親会社は水産業業者というだけあり、新鮮な旬の海の幸を中心にした食事の美味しさにも定評が。名物の「アワビの踊り焼き」、「フカヒレの姿煮」など美味しい出会いに感動するかも。

物件
名称)南三陸ホテル観洋
住所)宮城県本吉郡南三陸町黒崎99-17
電話)0226-46-2442(代)

DAY2 南三陸〜釜石

08:45〜09:45 「語り部バスツアー」(宮城県本吉郡南三陸町)

南三陸ホテル観洋は震災時、館内にいた宿泊者・避難者350名を高台に誘導して難を逃れ、旅館も被害を受けるなか半年間避難所として600名を受け入れたところ。震災を風化させないため、スタッフが案内する「語り部バスツアー」を行っています。所用時間約60分、大人500円、子供250円、1歳以下無料、要事前予約(TEL:0226-46-2442)。

10:00 南三陸スタート!

「語り部バスツアー」が終了したらチェックアウト。三陸海岸沿いを北上します。

11:00 東日本大震災津波伝承館「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」(岩手県陸前高田市)

有名な「奇跡の一本松」近くにある高田松原津波復興記念公園内の伝承館。  「命を守り、海と大地と共に生きる」をテーマに津波にまつわる様々な展示が見られます。歴史的・科学的に被害を分析し、被災の現物や記録を通して大震災の事実と教訓を伝え、復興への道しるべを示す学びの多い施設です。

物件
名称)東日本大震災津波伝承館「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル」
住所)岩手県陸前高田市気仙町字土手影180番地
電話)0192-47-4455
営業時間・休)9:00〜17:00 (最終入館16:30)臨時休館日・年末年始

12:00 ランチ@「道の駅 高田松原」(岩手県陸前高田市)

ランチは伝承館の隣にある道の駅で。地元のオリジナルブランド米・たかたの夢を美味しく食べるをテーマにした定食や丼を提供する「たかたのごはん」。陸前高田の新鮮な海の幸を贅沢に乗せた海鮮丼の「まつばら食堂」。地元の物産や農産物、海産物などの販売エリアも充実しています。

物件
名称)「道の駅 高田松原」
住所)岩手県陸前高田市気仙町字土手影180番地
電話)0192-22-8411
営業時間・休)9:00〜17:00 年中無休

13:00 いざ釜石目指して出発!

14:00 釜石魚河岸にぎわい館「魚河岸テラス」(岩手県釜石市)

釜石へ到着したら、まずは釜石湾を一望するテラスが人気の複合施設「魚河岸テラス」へ。お目当ては1階にある「魚河岸ジェラート部」。地酒「浜千鳥」の大吟醸酒かすやいくら醤油など釜石ならではの特産品を使った絶品ジェラートは必食です。テラスで海を眺めながらコーヒータイムを楽しみましょう。2時間の限定営業なので要注意!

物件
名称)「魚河岸ジェラート部」
住所)岩手県釜石市魚河岸3-3
電話)0193-27-5566(かまいしDMC)
営業時間・休)火〜日曜日14:00〜16:00、月曜日休

15:00 うのすまいトモス(岩手県釜石市)

鵜住居駅前に広がる復興複合エリア「うのすまいトモス」は東日本大震災の記録や教訓を伝え、憩い集う場所。「いのちをつなぐ未来館」では防災に関する館内展示のほか、語り部や津波避難路追体験などの有料プログラムも行っています。エリア内には他に屋外公園「釜石祈りのパーク」、土産物店や食事処が入った「鵜の郷交流館」があります。

物件
名称)うのすまいトモス
住所)岩手県釜石市鵜住居町4-900、901
電話)0193-27-5666
営業時間・休)9:00〜18:00、水曜日・年末年始

16:30 今日のお宿は「浜べの料理宿 宝来館」(岩手県釜石市)

目の前に根浜海岸を望む客室数19室の小さなお宿。旬の三陸海の幸が贅沢に並ぶ夕食や、海景色を思う存分楽しめる露天風呂が人気。最高の笑顔とホスピタリティでお客を迎える名物女将に魅了されたリピーターは後を絶ちません。

物件
名称)「浜べの料理宿 宝来館」
住所)岩手県釜石市鵜住居町20地割93−18
電話)0193-28-2526

DAY3 釜石〜仙台

08:00~08:30 朝食後は女将の講話を(岩手県釜石市)

大津波の発生時2階まで浸水した宝来館。自らも津波に飲み込まれた女将による講話は説得力があり必聴です。当時の映像を流しながら、体験をもとに語られる地震や津波の恐ろしさ。防災意識が高まる貴重な体験になるはずです。

10:00 いざ釜石市内観光へ!(岩手県釜石市)

まずはお宿目の前の「根浜海岸」を散歩。お次はラグビーワールドカップの舞台にもなった「釜石鵜住居復興スタジアム」へ。震災で被害を受けた小中学校の跡地に建てられた復興のシンボルです。市内中心部に移動してモダンな建物の釜石市民ホール「TETTO」へ。周辺にはショップや飲食店が集まり、国内唯一の公式常設店うさぎの「ミッフィーカフェかまいし」もここに。お土産を買うなら釜石駅前市場の「サン・フィッシュ釜石」と「シープラザ釜石」。時間があったら「釜石大観音」と「鉄の歴史館」を見学するのもおすすめです。ランチは名物「釜石ラーメン」が一押し。お店前の釜石ラーメンののぼり旗が目印です。

13:00 釜石を出発!

三陸自動車道を南下して仙台を目指します。このルートにはSAがなく、トイレがないPAも多いのが難点。出発前にガソリン残量の確認を。途中の道の駅の大部分は自動車道出口から数キロ離れています。「道の駅さんりく」、「道の駅三滝堂」、「春日PA」は道路沿いにあり、食堂や売店もありますのでトイレ休憩におすすめ。

16:30 JR仙台駅でレンタカー返却、お疲れ様でした!宮城県仙台市)

まとめ

いかがでしたでしょうか。宮城、岩手の被災地を巡り、当時のこと、防災について学ぶ旅。各地の語り部さんや施設のスタッフさんとの交流も心に残る旅になりそうですね。

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