SL銀河
レトロで力強い蒸気機関車に引かれる夢いっぱいの「SL銀河」で釜石旅を楽しもう!
JR釜石線を走り抜ける「SL銀河」は、その勇姿とロマン溢れるコンセプトで大人気の名物観光列車。その姿を一目見かけただけでファンになったという人は数多く。ましてや乗車したら、ぞっこんになること間違いなし。鉄道ファンならずとも、東北・釜石への旅のひとコマに、貴重なSL列車体験は超おすすめ。(掲載情報は記事執筆時点のものです。ご旅行の際は公式HPなどで最新情報をご確認ください。)
この記事の目次
1.「SL銀河」ってどんな列車?
復元されたC58、その黒光りするたくましい蒸気機関車に引かれるのは、宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』に登場する星座や動物たちをモチーフにした4両の客車。夜明けから朝へと変わりゆく空を表現した蒼い車体に、はくちょう座やさそり座、ふくろうやラッコなどが描かれています。夏季の特定日に新花巻駅ー釜石駅間を運行する大人気の夢溢れる観光列車なのです。
2.「SL銀河」の魅力とは?
第一の魅力は特別なSL列車体験でしょうか。レトロなユニフォームに身を包んだ機関士さんや乗組員さん、石炭の煙や匂い、汽笛や機関車の駆動音など、電車にはない”乗って感じる”魅力がいっぱい。SL銀河は特別感の高い観光列車なので、花巻駅で郷土芸能「鹿踊」が舞われたり、記念乗車証が貰えたり、記念写真サービスなどのおもてなしもいっぱい。沿線の地元の人たちにも大人気なうえ毎年写真コンテストも行われているため、線路沿いにはカメラを抱えた人や一目見ようというギャラリーがあちこちに大勢待ち構えています。なので、SL銀河の乗客は写真撮られまくり&みんなに手を振りまくり! 一日中スター気分を味わえますよ。
3.「SL銀河」の車両はどうなっている?
第二の魅力はやはりその車両そのものに。客車内は大正から昭和をイメージしたデザインで席の大部分は4人掛けのボックスシートとレトロで落ち着ける空間。1号車にはSL銀河オリジナルの作品が楽しめるプラネタリウム、2号車には宮沢賢治に関するギャラリーとライブラリー、3号車には銀河鉄道に関するギャラリー、4号車にはSLに関するギャラリーがあるなど乗客を楽しませる仕掛け満載。ピンバッジやストラップなどのSL銀河限定オリジナルグッズ、お弁当やお菓子、アルコールやソフトドリンクを販売する物販カウンターも備えています。
4.「SL銀河」はいつどこを運行している?
「SL銀河」の運行日は年により大きく異なりますが、おおむね4月または7月〜8月の不定期の週末などに運行されています。多くは土曜日に新花巻駅から釜石駅へ、日曜日に釜石駅から新花巻駅へ戻るというパターン。2020年の下りの例では、10:48新花巻駅発、土沢駅、宮守駅、遠野駅、上有住駅、陸中大橋駅で停車し、釜石駅に15:08着。上りは10:58釜石駅発、15:19新花巻駅着となります。上り・下りとも遠野駅には70分前後停車しますので、駅前を観光したり、名物のジンギスカンに舌鼓を打ったりと、間に遠野観光も楽しめます。
5.「SL銀河」の切符はいつから買える?
乗車する日の1ヶ月前から、JR駅の窓口・指定席券券売機・JR東日本のポータルサイト「えきねっと」・主要旅行会社の窓口などで予約&購入することができます。運行日の発表はJR東日本の公式ホームページなどでご確認ください。発売後すぐに完売ということも多いので、発売日前から購入方法等を予めシミュレーションしておくのもいいかもしれません。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。夢いっぱいのSL銀河での釜石線旅。車内で貰える記念乗車券は下り・上りの2つのデザインが発行されています。行き帰りで両サイドの景色や違う車両を楽しめるように予約したり、釜石に1泊して観光・グルメを堪能したり、往復利用で欲張り旅を満喫してみては。x